憎しみは病 パレスチナ人のガザ出身医師、アブラエーシュ博士の言葉。 確かに、憎しみは何も生み出さない! 3人の娘を失ったにもかかわらず、 「私は憎まない」と訴え続けるアブラエーシュ博士の 姿は心に響きます。 ネガティブな感情に対して、ネガティブで対処するこ とはできない。このメッセージが深く心に刺さります。 【憎しみの連鎖は破壊しか生まない】 残念ながら、憎しみは多くの場合、ネガティブな感情 が連鎖し、より深い溝を作り出し、人間関係も壊して しまいます。 「誰かのせい」「でも」「だって」「私に落ち度はな いのに」と、矢印を他人に向けている間は、やはり 何事もうまくいきません。 これは私自身、よくわかっています。 【自分を見つめ直す】 友人に裏切られたと思い、長い間その矢印を 外に向けていました。 すると、どんどん負の連鎖が続き、やるせなさと 自信のなさで、まるで抜け殻のような状態に。 しかし、そこに気づき、憎しみの感情を「変える力」 として使い始めた頃から、少しずつ変化を感じる ようになりました。 今からでも、何かを生み出すことができるのでは? と思えた経験があります。 【憎しみを乗り越えることで成長する】 憎しみを克服することで、人は成長し、 他者への共感や思いやりが深くなることもあると 思います。 そして、それがより良い未来を築くための行動に つながるかもしれませんね。 【「調える」ことの大切さ】 この「病」を治すために、人と人の関係を 「調える」ことが大切だと私は思います。 心のバランスを取り戻すことで、人と人との関係も 自然と調ってくる。紫式部宿曜学を学んでいただく際にも、この 「人と人」を調えることにかなりの時間をかけて います。 しつこいくらいに(笑)。 それは、本当の人と人との調和を生み出して ほしいからです。 【負の連鎖を断ち切る力】 この学びを通して、憎しみや悲しみ、妬みなどの 負の連鎖を断ち切る力が少しでも身につけば 良いなと願っています。 笑門来福