出版にあたり出版プロデューサーでもあり、風水を鑑定していただいた谷口令先生に感謝申し上げます。

今回私が宿曜占星術の27宿をあえて『源氏物語』の登場人物にしたのはなぜか？
宿曜占星術は、密教の密の教え。
それだけに、学べば学ぶほど奥が深く神秘的です。それぞれの宿には個性があり、そこから浮かび上がる人格や運勢は、人の心の中を映し出す魅惑の鏡……。
宿曜に精通していた紫式部の『源氏物語』の中に、当たり過ぎて怖いと言われ封印された宿曜占星術の真髄に近付くヒントがあるのではないか、と思ったのです。
『源氏物語』は、千年以上経った今でも色褪せることなく輝き続けています。
それを書いた紫式部の運命は、その後どんどん変わっていったのだと思います。
自ら運を開き幸運を引き寄せた平安時代のスーパーＷＯＭＡＮ紫式部。
「幸運を生かすにも知恵が必要。幸運が訪れてもその機会を正しく生かす知恵を持たない者には何の役にも立たぬもの。」
私の愛読書『ものの見方が変わる 座右の寓話』（著・戸田智弘）で出会った一文の知恵が、宿曜占星術のことだと私は思っています。
人は幸せになる前には必ず幸せをもたらす人、物、言葉、ひらめきと出会っているのです。
『紫式部占い』との出会いで皆さんも自分の運氣を味方につけて幸せになっていただければと思います。
宿曜占星術、アロマ、風水を知ることで気持ち良く日々を過ごし、出会う人とのコミュニケーションツールの一つとして、運氣を味方につけてこれまで以上に人生を楽しく輝くものにしていただければと思います。
本書が知識を得るためだけではなく、背中を押してくれるような、安心して一歩を踏み出す勇気を与えられる本になっていれば幸いです。
最後に、この本を書くにあたりお世話になった全ての方、そして、この本をお手に取って下さったあなたに心からお礼申し上げます。
あなたの人生がますます輝かしい日々になることを願っております。